終活 ひきこもりの息子を自立させるまでは死ねない

デジカメの編集画面にいつも笑顔の息子が現れる。「がんばれよ!」と小さく声に出してみる。

それはいつも突然やって来る

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 (迎春準備のお手伝い)

息子はどこかで覗いているのかもしれない。

わたしがリラックスしようと気持ちの緊張を解くと、大概(たいがい)決まってメールの着信音が鳴り響く。(ベートーベンの田園交響曲)

タッタタ タッタラタッタ タッタッタラター。

悪魔の着信音である。

昨夜の午後8時、息子からの買い物依頼のメールには次のようにあった。

今からいるヤツ、餃子の王将も」

「バナナ、ほうれん草(これは近所のスーパーでの買い物)、ヤクルトソフールヨーグルト4個、グリコ健康ヨーグルト、グリコプッチンプリン、明治おいしい牛乳パック3本、カルピスソーダ2本、コカ・コーラ2本、ヤマザキやわらかソフト食パン」

続けて

「王将は麻婆豆腐どん、チャーハン、焼き餃子4人前、生2人前、天津飯、小エビの天ぷら」

"今からいるヤツ"なのである。

買い物は2軒回らなければならない。わたしの居るアパートを挟んで北と東に10分ずつ離れている。

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以前は段取りしてぐるっと2軒回って一度に持参していた。

この頃は"段取り"が面倒なのでまず王将に電話注文して15分くらいして出来上がったものを取りに行く。

それをDビルに届けて、今度は東のスーパーに買い出しに行く。

これの方が頭を使わなくてよいので楽なのである。

普段にごみ出しなどで行くときに比べて王将の熱々を持参した時の2人の顔は喜びにあふれている。

お腹を空かしていると思うからわたしは何を置いても飛んで手配するが、この笑顔があるから全てが報われる。

費用は?もちろんわたし持ち、たまに妻の財布から出るときもあるが"たまーに"。

ほんとうに意地悪しようと隙を狙っているようなメールなのであるが、わたしは自我を100%カットしているので淡々と事を運ぶ。

不平不満は一切言わない。

 

 

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