終活 ひきこもりの息子を自立させるまでは死ねない

デジカメの編集画面にいつも笑顔の息子が現れる。「がんばれよ!」と小さく声に出してみる。

久しぶりにドキッとした

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午後5時半、息子から「お母さんが・・・」と電話がかかる。

いつも買い物などの用事があるときと同じ口調で、最初「もしもし・・・」である。

暗くなっていたので買い物だと車の運転を気をつけなければならない、と思う暇もなく、「お母さんが苦しい言うてる」と続く。

カニューレ(のどに刺してある管)にタンが詰まって息が出来ないらしい。

息子だけでは不安なので「こっちに来といてや」という打診である。

吸入吸引しても管の内側へ張り付いた血液は固まって吸引しずらくなる。

救急車を手配するかどうか微妙なところらしい。

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救急車を呼ぶのは妻がいちばん嫌がる。

吸引で息が出来るようになると病院へ行かなくても済む。

「ズーズー」と妻の息遣いが電話の向こうから聞こえてくる。

間近で様子を確認しながら息子はスマホを操作しているらしい。

5分ほど電話をつないだままこちらも様子見をしていると、「半分取れたから」今は来ないでいい、と判定が出た。

「yaでも救急車呼べるんやからいざとなったらそっちで呼べよ」と伝えて電話を終える。

服装を整えていつでも飛びだせるように、今夜はしばらく気が抜けそうもない。

 

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