終活 ひきこもりの息子を自立させるまでは死ねない

デジカメの編集画面にいつも笑顔の息子が現れる。「がんばれよ!」と小さく声に出してみる。

酒をやめ続けるために自助グループの例会に通う

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(奈良県橿原市 藤原京跡から遠く二上山を望む)

来年春にジオシティーズ ( ホームページ作成サービス ) がサービス終了する。

長いことわたしの拙いホームページ「アルコールを断って新しい未来を ! 」でお世話になってきた。

他所のサービスに移転することも考えたが、あまり気乗りせず、ちょうど良い機会なのでコンテンツをこのはてなブログに残すことにする。

カテゴリを「雑文集」として10記事ばかり掲載させていただく。

第 1 回は ↓ 下記になる。

「日記帳」・自らとの闘い克明につづる ( 奈良新聞、13.1.31 )

私は酒を断って十六年になる。

専門の病院を退院してから酒をやめ続けるために自助グループの例会に通い始めた。

そこで「断酒日記」(全日本断酒連盟監修)と巡り合った。

A4判のがっちりした日記帳で、断酒会通いの足跡を記録した。

下段欄外に赤い文字で「断酒は自らアルコール依存症者と認めることから始まる」や「おのれの敵は酒ではない、おのれの敵はおのれの心だ」と指針が記されている。

ときとして負けそうになる酒への誘惑と闘いながら、その日の出来事、心情などを克明に書きつけていった。

「最初の一杯は意志で飲む。二杯目からは病気が飲ませる、は好ききな言葉。これを信じて意志の強化に挑戦している」など、余白がないほどぎっしり埋められている。

ずらっと「断酒日記」が書架に並んでいる。

苦悩や希望が押し込められたその一角は、ずしりと重い。

いま、こうして穏やかな心でいられるのは日記帳のおかげであろうか。
 

 

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