終活 ひきこもりの息子を自立させるまでは死ねない

デジカメの編集画面にいつも笑顔の息子が現れる。「がんばれよ!」と小さく声に出してみる。

師走の雨 ゴミ ! 今朝は無しで !

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( 橿原市今井町 着物着付け処 " 夢衣"の看板娘)

午前5時45分、妻からのメールの着信音で目が覚める。

タイトルのように"ゴミ ! 今朝は無しで ! " という連絡であった。

すぐに" 了解 " とメールを返す。起き出してうさぎに餌を提供する。飼育囲いの中も掃除する。

室温14℃、昨夜預かって来た洗濯物をネットに入れて洗濯機に放り込む。

湯たんぽを用意しコーヒーを入れハソコンの前に腰を落ち着ける。ここまで約30分、いつもの朝が始まった。

昨夜Dビルへ燃えるごみ搬出の下準備に行く前に息子から頼まれて24時間スーパーへ買い物に行く。

息子は歯の治療に行けないので柔らかな物しか口にすることが出来ない。

バナナ、ソフト食パン、最近はえらい高い炊飯器を奮発して熱々の柔らかご飯が食べられると眼を細めている、など。

わたしお勧めの青野菜ほうれん草は、なんとか口に合うらしく、冬場の最盛期になり奈良県産のほうれん草は新鮮で湯がくとそれは柔らかくなる。

昨日も玄関先での数分の会話だったけど、「ほうれん草食べとるか ? 」の問いかけにも息子はもどかしそうにうなずいていた。

表情からするとお勧めの1束ほどは食べていないようである。

カルシウムを確認すると新しい分はまだ頼んでいないらしい。

自転車漕ぎは続けていると。

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息子と顔を合わすとこの3つはいつも確認する。

ただ確認するだけでわたしの意見は挟まない。

自分の体は自分でなんとかする、ということに自分で気づいてほしい。わたしは自身で青野菜を食に取り入れ、いつでも動き回れる元気さを息子に後姿として見せていく。

カルシウムで精神を安定させ息子や妻と接する。

ほうれん草を食べたらああなれるのか、カルシウムを摂るとこうなれるのかと息子に気づいてほしい。

(アメリカのポパイ漫画は国民に強くなってもらいたいという国策でほうれん草が勧められた、という話はマンガ好きの息子に1度した。)

妻も息子にほうれん草を湯がいて、お裾分けか?仕方なしにか?1部を口にしていると息子に聞いた。

「ほうれん草食べれよ、この腫れ引っ込むぞ!」と妻に言い、「お母さん頼むな」と息子に告げてDビルを後にする。

今朝はパソコンの前で心から思い浮かぶ " あれこれ "を キーボードに打ち込んでいると8時になってしまった。

さあ、わたしも柔らかな奈良県産のほうれん草を1束湯がくとしよう。

 

ya8014ya.hatenablog.com

 

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