アルコールの酔いに頼らない社会
デイリー新潮の「「いだてん」喫煙シーンはNG? テレビ業界「たばこ」と「酒」の奇妙な逆転現象」という記事があった。
" 一方で酒番組はブーム " の見出しで下のようなことが述べられている。
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「今でも酒に批判的な視聴者がいるのは事実ですが、さほど多くはありません。今は『酒を呑んだ出演者は本音を語ってくれる』『酔うと意外な素顔が見られる』と、多くの視聴者が好意的に見てくれています。」
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わたしはテレビを見ない(部屋に受像機をおいてない)ので偉そうに語れないが、雰囲気はちょっと想像がつく。
先日、違うメディアでお笑い界の大御所がコカイン吸入で捕まったピェール瀧容疑者の芸術性を評して「薬物を使用して表現した芸術はダメ」と言っていたが、上記のアルコールをやっての番組作りはどうなのだろうか?
表を見ていただきたい。アルコールは紛れのない薬物である。
依存性薬物名 | 中枢作用 | 精神依存 | 身体依存 | 耐性 |
---|---|---|---|---|
アルコ-ル | 抑制 | ●● | ●●● | ●● |
モルヒネ | 抑制 | ●●● | ●●● | ●●● |
コカイン | 興奮 | ●●● | なし | なし |
覚せい剤 | 興奮 | ●●● | なし | ●● |
シンナー | 抑制 | ● | ? | ? |
薬物を合法と非合法で分けるのは反対である。アルコールも一級の薬物であることは変わりがない。合法とは社会が認めていることだけのことに過ぎないから。
いま流行りの国民家畜化の観点からいくと上に居る一握りが、民衆を操作しやすいように「酒でも与えて酔わせておけ」とアルコールを認可している ? 上に居る一握りが国民の健全な生活の方を向くことなく酒造業者の方だけを向いている。
反発を避けるためにおざなりの(表面一生懸命に見せかけて根本から正そうとはしない)施策で済ませている、ように感じて仕方がない。
以前の記事を下に掲載させていただく。
デイリー新潮の記事は
「もっとも、飲酒量も減少している。厚生労働省の「平成28年国民生活基礎調査」によると、20代で飲酒習慣を持つ割合は、男性が14.5%、女性は僅か6.5%に過ぎない。ひょっとすると、たばこの次はアルコールもやり玉に挙げられるのだろうか? 」
わたしは、20代男性の飲酒習慣が14.5%とは驚いたが、「飲酒習慣」がどういうものかわからない。アルコールの酔いに頼らない社会を作る議論が出来る素地は整いつつあるのかもしれない。
過去記事をもう一つ掲載させていただく。